Top > 「玉宮通り」探訪 - 街おこし取組み 
 
 この協定は、関係者の95%の賛成を得てできました。新築や建替えなどの際には、これに基づいて、事前協議を行うことになっています。玉宮通りは車二台がすれ違うのも難しい狭い通りなので、通りにゆとりを持たせようと、建物を道路から1.5m離して建てたり、個性ある街並みを演出するため、建物を半地下構造にしていることが特徴です。
       
 主なものとしては、「ぎふ信長まつり」の同時期に2日間行われる「玉宮まつり」があります。玉宮まつりは、ポスター制作から飾り付けまで、全てが街の人たちの手作りです。阿波おどりやパレード、ワゴンセールなども行われ、路上ライブなどを行ったりたくさんの催しもしています。たくさんの人が訪れて、楽しんでもらえるようにと様々な企画をしているようです。
       
 街中の壁に、いくつかの落書きを見つけました。「玉宮通り落書きおとし委員会」は、その落書きを協力者と共に消す活動を行っており、落書きを消した跡がいくつかありました。しかし、最近は落書きに対してあまり活動していないのか、消されていない落書きのほうが目立ちました。落書きに対して、警察が警備をしている姿もあり、事前に防ごうと活動しているようです。
       
 玉宮の街おこしの取り組みは、日本の中小企業庁が行った「がんばる商店街77選」に選ばれるほど、地域の特色を活かす特徴的な活動です。また、行政とうまく連帯して街おこしを行っていることが注目され、各地から街おこしの教えを頼みにくる人もいるそうです。
 しかし、玉宮は朝と夜に人通りは多いものの、昼間は人が少ないように感じました。お店も、夜から営業しているところがいくつかあり、シャッターが閉まっているのが気になりました。さびれているような雰囲気を感じてしまうので、昼間でもそれを感じさせないような工夫ができればいいなと思いました。