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 かなりの頻度でイベントを開催しています。何回か調査に行きましたが、ほとんどの日でイベントが行われていました。その中で特に大きかったのは、全国のゆるきゃらが集まるイベントです。こちらも定期的に行われており、毎回沢山の人でにぎわいます。このように柳ヶ瀬では、定期的にイベントを開催することで、集客効果を挙げています。
       
 柳ヶ瀬では空き店舗の有効活用を積極的に行っています。代表的なのは、この柳ヶ瀬倉庫です。築40年以上の古い雑居ビルを新たな交流の場としてスペースを設けており、入り組んだ内部には沢山のユニークな店が営業しています。休みの日にはかなりの人が行き来し、比較的若い年代の人が集まっていました。
       
 まちおこしの一環として大型商業施設の誘致に取り組んできました。その甲斐もあり、2011年4月、旧岐阜メルサ跡地にドン・キホーテがオープンしました。ドン・キホーテは柳ヶ瀬の商業施設の中では朝早くからオープンしており、特に若者に人気を集めています。
       
 商業施設だけでなく、居住者を増やすための取組みとして、建物の建替えの促進をしています。これに先駆けて、昨年柳ヶ瀬通北地区に「ゆめてらす柳ヶ瀬」が完成しました。この施設は、介護併設サービス付高齢者向け住宅として作られました。現在も別の計画がすすんでいることから、柳ヶ瀬に人を呼ぶための取組みを積極的に行っているように感じました。
       
 柳ヶ瀬で唯一の大型百貨店の高島屋は、柳ヶ瀬の顔となっていて、高島屋周辺は柳ヶ瀬の中でも特ににぎわっていました。最近では別館に無印良品をオープンさせるなど、積極的に取り組んでいるのが伺えます。客層的に主婦が多いように感じました。
       
 昔とても活性化していたときのような街に復活したいという思いで、イベントを頻繁に行い、若者のお客さんを獲得するために人気のお店を誘致する。といった商業的な活動が多く見られました。他にも、人が多く集まるということで、ご当地アイドルの劇場があったり、イベントの機会を設けたり、他とは少し違った活動が多いと感じました。
       
 柳ヶ瀬は比較的いつでも人がいましたが、イベントをやっている日は普通の日に比べ多くの人で賑わっていました。イベントがない日でも、本通りや高島屋周辺には人がいて、賑わいを見せていました。しかしそこから少し外れると、人がほとんどいなくて寂しい通りもありました。ドン・キホーテやシネックスビル、やながせ倉庫の付近では、20代前後の若い人たちを多く見かけました。こういったことから、様々な年齢層の人がそれぞれの目的で柳ヶ瀬に来ることができる所だと思いました。
       
 柳ヶ瀬では、調査に行くたびに何かイベントをしていました。イベントのたびに多くのお客さんで賑わっていましたが、 その反面まったく人がいない通りもありました。そういった所は、町内が違う。という話を聞きましたが、もっと全体的に 協力して、お互いに活発になれば、もっとお客さんが増えるのではないかと感じました。