「歩きスマホモニタリング」とは

ABOUT

私たちが実施したプロジェクトは歩きスマホによる注意力の低下、視界の狭まり検証動画の作成及び広報活動を行いました。
近年、歩きスマホによる衝突事故などが多発しており、死に至ってしまう事故も発生しています。
歩行中のスマホ使用は危険だと分かっていても、つい使用してしまいます。そこで私たちは、歩きスマホによる注意力の低下や視界の狭まりを実際に体験してもらい、検証動画にまとめました。

検証動画ということで、歩きスマホによる注意力の低下、視界の狭まりを検証できるコースを作り、コースを実際に第三者に歩きスマホをしてもらうことにしました。
コース内には様々なトラップを仕掛け、歩きスマホではなかなか進めないコースを考えて作りました。
さらに、視界の狭まりを実証するためにコース設置のために用いた机やパーティションなどに同じキーワードを書いた付箋を6枚貼り付けました。
そして参加者にはミッションとして歩きスマホでトラップを回避しながらゴールせよという表ミッションとわざと参加者には伝えない裏ミッションとして貼ってある同じ6枚のキーワードを見て記憶せよという二つのミッションを用意しました。
最後には参加者への簡単な質問・感想を聞きました。

プロジェクトの背景

BACKGROUND

アイデア出しの段階では、”スマートフォンを初めて使う人に気を付けてほしいこと”というテーマで考えました。
その時に出た一つでスマートフォンを初めて使う人が教えられてはいないけどやってしまう”歩きスマホ”に焦点を置いて考えました。また、スマホ持ち始める年齢の比率が一番多い高校生世代をターゲットに設定しました。
近年、歩きスマホが社会問題となっており、歩きスマホの危険性や防止を訴えるコマーシャルやポスターなどをよく見かけます。しかし、歩きスマホによる衝突トラブルや死亡事故は後を絶ちません。
この事実から”歩きスマホは危険”ということを言ってもやはり、何がどのように危険なのかは中々伝わらないことに気付きました。
そこで、実際に歩きスマホの危険性を高校生目線で面白く伝わるように検証動画を作成することに決めました。

動画撮影・編集について

TAKING & EDITING

歩きスマホによる注意力低下、視界の狭まりをその人目線で撮影するためにGO PROを使用して撮影し、普段の自分の目線と照らし合わせながら見ることが出来るようにしました。
ターゲットは高校生なのでどのような動画構成にするのかということについてとても悩み、苦労しました。

実施結果

RESULT

検証を通して、歩きスマホをしながらトラップを避けるということは普段の歩行と比べて難しいことを参加者には実感してもらうことが出来ました。また、コース内に貼られた6枚の「スマホ」と書かれた桃色の付箋はどの参加者も気づかなかったという結果になりました。参加者からは”周りに目が届かなくなるので危険”という声も上がり、歩きスマホの危険を身をもって体験しつつ、歩きスマホによって何か重要なことを見落としてしまうかもしれないことも感じてもらえました。

今後の展開

NEXT

この検証動画をより多くの高校生に見てもらい、歩きスマホについて注意力の低下や視界の狭まりについて意識してもらいたいと思います。
動画の最後にも言っているように歩きスマホによって何か見落としてしまっていることがあるかもしれないということもぜひ立ち止まって考えていただけると幸いです。