魔よけや厄よけについて調べていた私たちはある時一つの疑問にたどり着きました。それは「魔よけには本当に効果があるのか?」という疑問です。
 普段私たちはお守りをカバンにつけたり、家にお札を飾ったりします。しかし、それでは本当に効果があるのかどうか分かりません。そこで私たちは魔よけを購入し、実際に効果が発揮されるかを検証する実験を行いました。

 今回の検証対象は金運アップのお守りです。お守りに願いを込めてから宝くじを買ったらいくら当たるのかという企画を実行しました。検証に使わせていただいたお守りは岐阜県にある金神社の「こがね守」です。

 実験内容はお守り有りの人と無しの人とでどちらがスクラッチの当たりを引き寄せるのかです。有りと無しとでそれぞれ10枚ずつスクラッチを買い順番に削っていくという実験をしました。

 スクラッチを合計20枚、総額4000円分を買ってきました。スクラッチの内容は、ゴールに辿り着くまでにおつかいに関する絵が5個以上当たり、個数が増えていくごとに賞金が上がっていくものでした。

お守り無し

 まずはお守り無しの人から削っていきます。何枚当たるのか一枚一枚削っていくごとに私たちの間で緊張が走りました。

 そして、ついに5枚目と8枚目に当たりが出ました!5枚目に絵が6個のものと8枚目に絵が5個のもので、5個で200円、6個で1000円の合計1200円の賞金です。2000円中の半分を取り戻すことができました。やはり支払金額を超えるような賞金はなかなか出ませんでした。

お守り有り

 次はお守り有りの人が削る番です。はたしてお守りで金運が上がるのかという気持ちで私たちは削られていくスクラッチを眺めていました。

 なかなか当たらず、本当に効果があるのかと疑いかけていた中、5枚目でやっと当たりが出ました。絵の数は5個で200円分です。あと残り5枚はどれも絵が4個しか当たりませんでした。以上で実験終了です。

 実験結果として、お守り無しが10枚中2枚が当たりで賞金が1200円、お守り有りが10枚中1枚が当たりで賞金が200円でした。お守り無しのほうが当たりの数も賞金の額も多い結果となりました。

感想

 今回の実験ではお守りの効果を受けながらスクラッチを削りましたが、お守りを持っていない人の方が当たりが多いという結果になりました。しかし、私たちはお守りは信じるからこそ意味があるのだと思っています。神社やお寺の住職の方々に言われたように心や気持ちを整えてくれるのが本来の魔よけや厄よけの効果であり、人の運を簡単には変えることはできないという事をこの実験を通して深く感じました。

 ぼぼコレとは「さるぼぼ着せ替えコレクション」の略で、私たちが考えたさるぼぼの新しい楽しみ方です。買ってそのまま飾るだけではなく、着せ替えをして可愛がれば魔よけの効果はさらに高まると思い、このコーナーを作りました。私たちが考えた誰でも作れるさるぼぼ着せ替えをここで紹介します。

 今回は、”岐阜”ということで鵜匠のさるぼぼ着せ替えをしてみました。材料は黒い布と稲ワラです。伸びる糸があると楽に作れます。
 一生懸命一本一本ワラに糸を通していきました。さるぼぼの腰を覆うほどの長さのワラを大量に作りました。

 上半身の漁服を作って着させたら鵜匠っぽく見えました。袖の長さはしっかり調節しないと失敗することがあるので気を付けましょう。帽子はそのままです。

 他にも、幼稚園さるぼぼや浴衣さるぼぼ、赤ちゃんさるぼぼや高校生さるぼぼを作りました。可愛いさるぼぼになりました。
 みなさんもぜひ、さるぼぼを可愛くコーディネートして、あなただけのさるぼぼにしてみてはどうでしょうか。