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海鵜

 全長80~90cm 海岸に生息しています。 小枝や枯れ草で岩場や断崖にコロニーを作り営巣します。 日本での鵜飼に用いられます。
 また、海鵜の中にも種類があり 羽の色が茶色から黒に変化するのを「ウミウ」 最初から黒であるのを「ノグロ」 といいます。
河鵜

 全長80cm 海鵜よりやや小型であり、河川部や湖沼に生息しています。 数十から数百羽単位で行動します。 小枝や羽毛などを集めて樹上に営巣します。 中国での鵜飼に用いられます。
 

  鵜は鵜匠の元に来てからの年や成長の度合いなどによって呼び方が変わります。

1年目の鵜 → シントリ
2年目の鵜 → カタカエリ、シンカタカエリ、カタカイ
3年目の鵜 → ノグロ、ミツウ
4年目の鵜 → トオシ

 4年目になると一人前の鵜として扱われます。 鵜匠に慣れていない鵜や油断ができない鵜を「荒鵜」といいます。
 
 
朝 ~ 昼
・ 起きる。
・ 鳥屋(とや)から出される。
・ 健康観察を行われる。 →首を触る。 羽の羽ばたきを観察する。
・ 鳥屋に放たれる。
・ 水浴びをしたりするなどをして 夕方まで自由に過ごす。
夕方
・ 鵜匠に選ばれた鵜が鵜籠に入れられる。
・ 鵜籠に入った状態で鵜舟に乗せられる。

鵜飼開始前
・ 鵜籠から出される。
・ のどに首結いを巻かれ、羽の下に腹掛けをたすき状にかけられる。
鵜飼中
・ 篝火を頼りに魚を追いかける。
・ 魚をくちばしではさんで、ショック死させて飲み込む。
・ 吐け籠(鵜が捕った魚を入れておく道具)に魚を吐く。
(繰り返し)
鵜飼終了後
・ 鵜籠に戻される。
・ 餌(ホッケ)を与えられる。
・ 食事後、鳥屋に入れられる。
・ 眠る。
 

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