トップページ / 船について
 
 
 舟の長さは約14m、敷と呼ばれる底板の幅が約91cm位で、立板型の舟です。 舟の素材は槙材を使用しています。舳先とトモはとても似ているため違いは、篝火棒を差し込むサンツボと若干のそりだけなのです。  この舟に、鵜が12羽と鵜匠・とも乗り・中乗りの3人が乗り込みます。
 また、場合によっては中鵜使いが加わり、鵜16羽前後、4人乗り組みとなる時もあります。
 ちなみに舟は7年から8年使います。なので長く使っていくと船底にささくれができてきます。鵜舟は極力軽くしないといけません。よって舟に持ち込む道具も必要以外は持ち込みません。そこでささくれを残しておくと水の抵抗を多く受けてしまいます。なのでささくれを焼きます。
   
 
① 船材には高野槇!! 天然木で岐阜県の東濃から木曽にかけて槇材を探し、長さ、太さ、節や腐りを念入りに調査します。天然木なので貴重ですね!!

② 製材 1本の木から8~9枚しか使用できる板が取れません!!

③ 釘打ち  槇材に一枚一枚船釘を打ち込んでいきます。 釘には三種類あり敷板用、腹板用、この二つをつなぐ釘があります。

④ 船底 どんなにも乾燥させても板は生きています。 船底にそりを出すためにコンクリートの錘を乗せてジャッキで船首と船尾のそりをだします。いろいろ工夫してありますね!!

⑤ 船体 船体内部が完成するまで錘は乗せたままです。 船底には樹脂を貼り付けるのです。

⑥ 手摺り・屋形 船体内部を固定した後に、手摺り・屋形を制作していきます。 こうして鵜飼の観覧船は作られます。いろいろと大変なんですね!!



遊覧船参考資料名   鵜飼の里パンフレット
 

Copyright (C) 2009. GifuSogoGakuen. All Rights Reserved.